女性を悩ます脱毛症のほとんどが、この脱毛症です。全体的に均一に脱毛します。最大の特徴は頭皮全体の髪の毛が抜けるので、脱毛している部分の境界がはっきりしません。

乾燥した大量の「フケ」が出ることが特徴で、40代以上の女性に多い脱毛症です。抜けた髪の毛の毛根がおたまじゃくしの尻尾のようになっています。この脱毛症は体質が大きく関係しており、お肉中心の食生活、冷え性、頭皮の手入れ不足が原因となります。

男性型脱毛症（AGA）の女性版です。年齢を重ねることで「エストロゲン」と呼ばれる女性ホルモンの分泌が不安定になり、毛根を破壊するホルモン「ジヒドロテストステロン」の分泌を抑えられなくなって起こります。閉経後の女性に多い脱毛症です。

細菌性脱毛症には2種類あり、脱毛症が、1箇所だけ起こるものを「円形性脱毛症」、複数の箇所にできるものを「多発性脱毛症」といいます。「円形性脱毛症」はストレスにより発症しますが、「多発性脱毛症」は精神的なショックやストレスで発症するわけではなく、体の免疫が落ちることで、頭皮の常在菌が毛根を破壊し発症する脱毛症です。

長時間、髪を強く引っ張ることで発症する脱毛症です。ポニーテールやアップを長年し続けていると、髪の生え際や分け目の部分が細くなったり、切れやすくなってしまいます。最大の原因は、長年引っ張られた毛根のストレスと髪の耐久性の低下です。

正常な髪の毛を自分で抜いてしまう脱毛症。学童期の子どもに多い一種の癖で、精神的なストレスが引き金になることが、非常に多いです。頭髪の一部を指でつまんで抜くため、脱毛箇所が不規則な形をしています。この脱毛症の特徴は、髪を引っ張って抜くので、毛根部分が赤くなってしまうことです。